サイズ：高さ9cm 直径17cm
時代：幕末頃

☆貝合わせは平安時代から伝わる貴族の遊びでした。江戸期にはその遊びで使う貝を入れた見事な貝桶が婚礼道具のひとつとして誂えられ、今では豪華な蒔絵のもの等博物館で見ることができます。
貝合わせの貝は厚みのある大蛤。二枚の貝を別の貝とあわせても、ぴったりと合わないハマグリの特徴があることから一生ぴったりの人と生涯幸せに、という親の願いが込められていたそうです。
雛祭りに欠かせない蛤のお吸い物ですが、女の子のそんな幸せを願っていつからか頂いてきたのでしょう。
こちらの盃洗の絵付けも貝合わせ。雛祭りのお食事に使ってみてくださいね。

☆当時の窯の状況から、焼成時に出来た鉄分が付着して出来た茶色の部分や、ピンホール、釉薬の剥がれ等ございます。いずれも使用には問題ありません。